5月19日(土曜日)20日(日曜日)の両日、イギリス・ロンドンのハイドパ−クにおいて神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮の流鏑馬神事が催行されました。昨年はイギリスにおける日本年「JAPAN2001」が開催されました。
そのオ−プニングセレモニ−として日本とイギリス両国の皇太子殿下が名誉総裁をお勤めになり、両殿下の御台覧を仰ぎ流鏑馬が執行されました。
大勢の観衆の見守る中、流鏑馬射手三騎は全員皆中(流鏑馬は馬場に三箇所的が立てられており馬を走らせながら一の的から三の的まで次々に弓を引き矢を飛ばし的を狙っていくもので、全部を的中させる事を皆中といいます。)でした。鎌倉時代の正装をした流鏑馬射手に引き続き江戸時代(八代将軍徳川吉宗公の時代に考証された騎射鋏物)の騎射鋏物射手が十二騎奉仕しましたが、こちらも90%を越す的中率で観衆を魅了いたしました。
今回の流鏑馬は的中も然ることながら、騎士の国での流鏑馬でもあり、和鞍と洋鞍の乗馬方法の相違、武家作法に則った式法、更に射に与える安定等を両殿下には、興味を以って拝見いただけました。