誕生の祝では昔は産屋に産棚を設け、瓶子等を供え祝いました。また出産まで毎日胎児を保護した晒帯を誕生のときに浅黄に染め肌着としての産着とします。これは毎日洗濯を繰り返して柔らかくなった帯を用い、新生児の肌をいたわったもので、そこに子供への愛情が生かされています。新生児は抵抗力も弱く外気に慣れるのを待つということと、衛生面から誕生から一週間は外部の人と接触を避けました。