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 小笠原流は、鎌倉幕府創設期から室町、江戸時代を通じては将軍家師範として、また武家社会が崩壊した明治維新以降は、広く一般にも公開し、時代の要求を取り入れながらも日本の伝統文化を守るべく、初代小笠原長清より八百有余年にわたり一子相伝、礼法・弓術(歩射)・弓馬術(騎射)の道を連綿と継承してまいりました。 かつては任意団体として全国門人の方々と共に、各地における儀式執行を通じ小笠原流の保存、伝統技術研鑚の場としておりましたが、任意団体には、それ故の制約と限界があります。そこで平成二十二年七月、事業の効率化並びに組織化を図り、一般財団法人礼法弓術弓馬術小笠原流を設立いたしました。 その目的は小笠原流礼法・弓術・弓馬術の文化的遺産の継承、及びその伝承に努めることにあります。