歩くということは、生後1年もすれば誰でも覚えるものですが、自然の習熟にまかせた歩き方では、いろいろ不自然なところが出てきます。

基本は一本の線を挟むようにして、足を平行に出すことです。
まず背筋をまっすぐに伸ばし、やや前傾姿勢で立ったら、踏み出した足に重心を動かしますが、常に体の真中に重心が落ちるように、残った足のカカトにも均等に体重をかけるようにします。
そして、体を運ぶにつれて、重心をスムーズに移動させます。足先は前方に真っ直ぐに向け、カカトが上がらないように、上半身がぐらつかないように気をつけます。
足先で歩くのではなく、腿で歩くということを心がけると、コツがつかめるでしょう。
目は四メートル位先の地面を見るようにすると落ち着きます。


正しい歩き方(正面)

正しい歩き方(側面)
 
一般に見かける歩き方としては、前に出た足に重心を乗せて体を支えて、軽くなった後ろの足の、カカトを次第に上げてきて、体の前に運びます。この歩き方は足を引きずっていて、体は前後左右に大きく揺れています。
また一本の線の上を歩く千鳥足や、外股で歩く人も多く見受けられます。
また「ゴリラ歩き」といって、上体を前にかがめ、腕を体の前で横に振って歩く女性がかなり見られます。
腕を前後に振るようにして、両手の小指を伸ばすように意識すると、正しい歩き方ができるようになります。
歩き方も呼吸法を伴うと、リズミカルな動きで姿勢もシャンとします。呼吸と体の動きが一致すると、無駄な力も入らずに、疲れずに美しい歩き方が出来ます。またO脚、X脚等の矯正にも役立ちます。

一本の線の上を歩く千鳥足

外股歩き

足を引きずった歩き方

ゴリラ歩き