日本の伝統文化展
参加団体
  • 旧大名家 島津家 32代当主嫡男 島津忠裕
    島津家は、源頼朝の長庶子と伝わる初代忠久以来700年にわたって南九州を統治・支配した武家の名門。戦国時代には、義久・義弘といった名将を輩出、また江戸期には、日本の近代化を推進した名君・斉彬や、幕末政局を大きく動かした久光などを生んだ800年続く旧大名家。
    【プロフィール】
    島津家第32代当主島津修久の長男として昭和47年(1972年)鹿児島市に生まれる。慶應義塾大学卒業後、平成8年(1996年)株式会社日本興業銀行(旧みずほコーポレート銀行)入行。 平成16年(2004年)株式会社島津興業入社、平成21年(2009年)から代表取締役副社長。 また、28代斉彬公を祀る照國神社の権禰宜、島津歴代を祀る鶴嶺神社禰宜もつとめる。

  • 宮司家 鹿島家 71代当主嫡男 鹿島則綱
    鹿島家は神話の中で祭祀を司る「天兒屋命」に始まり、鹿島神宮の大宮司家として大和朝廷の時代より奉仕している。奈良時代の春日大社造営には大宮司家より2名が同行、春日の神職の祖となっている。
    【プロフィール】
    鹿島家71代現鹿島神宮宮司鹿島則良の長男として昭和48年(1973年)茨城県水戸市に生まれる。幼い頃は祖父の大祓詞(神道的祈りことば)を毎朝聞いて育ち、学校を卒業後は民間の自動車会社勤めを10年ほど経験。平成17年(2005年)退職を機に茨城県鹿嶋市へ戻り、神職資格を取得し鹿島神宮に奉職し現在は鹿島神宮権禰宜として神明奉仕につとめ、総代会、鹿島会、鹿嶋市観光協会などを担当している。

  • 弓馬術礼法 小笠原流 31世宗家嫡男 小笠原清基
    小笠原家は、初代長清が源頼朝の礼法、弓術、弓馬術の師範を務めたことに始まる。以後、代々将軍家の師範役を務め、850年以上、一子相伝でその流儀を伝えている。
    【プロフィール】
    31世小笠原清忠の長男として昭和55年(1980年)、東京都世田谷区に生まれる。3歳で弓馬の稽古を始め、鎌倉・鶴岡八幡宮の流鏑馬神事にて、小学5年生で射手を務める。大阪大学を卒業後、筑波大学大学院にて神経科学博士を取得。「家業を生業にしない」という家訓により、現在は製薬会社に勤務する傍ら、全国の門人と共に各地で神事を執行している。日本女子体育大学弓道部監督、NPO法人小笠原流・小笠原教場理事長。

  • 香道 志野流 21代目継承者 蜂谷宗苾
    香道は、沈水香木と言われる天然の香木の香りを鑑賞する芸道であり、志野流は東山文化のリーダー足利義政の側近だった志野宗信を流祖に仰ぐ我が国最大の香道流派になる。
    【プロフィール】
    室町時代より500年に亘り香道を継承してきた第20世家元蜂谷宗玄の嫡男。幼少期から祖父19代宗由、父宗玄の下で研鑽を積む。後に大徳寺530世住持泉田玉堂老大師の下に身を置き、21世家元継承者となる。現在、次期家元として全国及び海外教場での教授、幼稚園、小学校など教育機関での講演、世界各地で啓蒙活動を行っている。 また、稀少になった「香木」を後世に遺していくための植林活動も行っている。平成21年度(2009年)文化庁海外文化交流使。

  • 能楽 金剛流 26世宗家嫡男 金剛龍謹
    金剛流は、鎌倉時代より奈良の法隆寺に奉仕した坂戸座を源流とし、室町初期には春日興福寺に勤仕する大和猿楽四座の一つとなる。金剛流は、豪快でめざましい動きの中にも京風の優美で雅やかさが加わった芸風を特徴とし、「舞金剛」といわれる。能楽シテ方五流の中で唯一関西を本拠としている。
    【プロフィール】
    昭和63年(1988年)、金剛流26世宗家金剛永謹の長男として京都に生まれる。幼少より、父・金剛永謹、祖父・金剛巌に師事。5歳で仕舞「猩々」にて初舞台、10歳で能「岩船」初シテをつとめる。平成22年(2010年)3月、同志社大学文学部卒業。自身の演能会「龍門之会」主宰。公益財団法人金剛能楽堂財団 評議員。

  • 旧公家 近衞家 32代当主嫡男 近衞忠大
    近衞家は藤原鎌足を祖とする五摂家筆頭。平成25年(2013年)に世界記憶遺産に指定された御堂関白記など、代々伝わる古文書などは公益財団法人陽明文庫(京都・宇多野)に保管されている。
    【プロフィール】
    昭和45年(1970年)東京生まれ。幼少期をスイスで過ごす。デザイン、映像やイベントの制作に携わるかたわら、宮中歌会始の講師(読み役)を務める。また各地で行われる曲水の宴や、献詠披講式などにも参加している。

  • 華道 宏道流 副家元 望月伸之輔
    宏道流は、江戸時代中期より続く華道流派。華道は武士の嗜みとされたこともあり、江戸を中心に肥後細川藩のお家流ともなり多くの武士に支持された。
    【プロフィール】
    昭和53年(1978年)生まれ。宏道流家元望月義琮の嫡男で華道流派の次期継承者。6歳6月6日に慣習により初稽古をし、7代家元に師事する。平成18年(2006年)には副家元荷雲斎を襲名し、全国各地での指導や作家活動を行っている。

  • 琴古流尺八鈴慕会 副会長 青木彰時
    琴古流尺八は18世紀半ばに成立した、最も古い尺八の流派で、鈴慕会は明治42年(1909年)初代青木鈴慕の兄により創立された会派です。
    【プロフィール】
    二代青木鈴慕(現人間国宝)の長男として昭和40年(1965年)東京に生まれ、6歳で稽古を始め、10歳で初舞台を努めた。平成4年(1992年)文化庁インターンシップ生、これまでに5回のリサイタルを開催。現在は琴古流尺八協会、日本三曲協会の常任理事を務め、音大での指導、作曲活動にも力を注いでいる。

  • 九谷焼開祖大聖寺藩主前田家御用窯 今九谷窯 代表 中村太一
    今九谷窯は、加賀に代々続く九谷焼工房として、伝統を継承しながら、新たな伝統を創り出してきた。九谷焼を創始した大聖寺藩主前田家から唯一の御用を賜っている。
    【プロフィール】
    昭和56年(1981年)生まれ。早稲田大学を卒業後、家業に携わる。代表として窯を率いる一方、陶芸作家である父・中村元風のプロデューサーとして、 日本文化の魅力を国内外に発信している。

  • あきかわ造仏所 代表 岩崎靖彦
    あきかわ造仏所は、仏像神像等彫刻文化財の保存修復や調査並び、各種彫刻制作を行っている工房。
    【プロフィール】
    昭和42年(1967 年)生まれ。国立小山高専機械工学科、東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、同大学院文化財保存学保存修復彫刻研究室修了。 (株)仏教造形研究所 主任研究員、川崎市文化財調査員などを経て平成14年(2002年)あきかわ造仏所設立。指定彫刻文化財の保存修復、仏像等彫刻 制作、各種講演・調査などを行っている。文化庁文化財(美術工芸品)修理技術者講習会修了者。

  • 香取神宮 香取雅楽会
    香取雅楽会は、香取神宮の祭典楽、おもに雅楽演奏を奉仕する団体として創設された。神職、社会人、主婦、学生などさまざまな会員が約20名所属し、 奉仕している。また、雅楽の普及伝承のために、市立香取中学校、県立佐原白楊高校にて、雅楽の授業を行っており、今回はその授業を受講している 高校生達が中心となり演奏を披露する。