挨拶
朝起きて両親と顔を合わせたら、「おはようございます」と声をかける。ここでお辞儀の角度はどのくらいかなと、考えると言葉もでなくなるので、まず言葉にだして相手に挨拶の心をしめすのだということが必要です。学校や職場のかたにはなおさらのこと、言葉にだして挨拶がきちんと出来るか、出来ないかで親しさに差がでます。先生や上司の人に限らず声をかけるように心がけ、抵抗なく声がでるようになれば自然にみんなと仲良くなれます。そんなことなんか言えないと思っている人ほど、いつまでたっても仲間外れされた気持ちからぬけだせないのです。無理しても言葉にだすようにして、無理なく出来るようになれば、教室や職場全体のつながりとなります。
 
ことばづかい
言葉は自分の考えを表すためのものですから、何でもよいというものではありません。きれいな言葉で、はっきりと話すことが大切です。話しているときにあくびや、クシャミをすることは相手に失礼となりますが、やむを得ないときは手やハンカチでおおいかくすようにします。これが作法なのです。私たちは相手により、場所により、言葉づかいを変えて使います。友達と話すとき、先生や上司と話すとき、また、お葬式での会話、電車の中での会話、それぞれの状況に応じて話しかたが変わってきます。お互いに正しいと思っていても、はやりことばや悪いことばを使っていることもあります。いざというときに困らないように、一日のうちで一回でも、周りの人と丁寧な言葉のやり取りをすることも必要です。
 
外出時の心得
最近子供たちを巻き込んだ色々な事故や事件がおきています。家を出る時には家の人に出かける先、また帰る予定の時間を告げて、外出しましょう。道路で、右や左を確かめての横断、踏み切りの渡りかた等を大人がキチンと手本を示していることは少ないようです。一緒に外出するとき等に、道を歩く時の注意を確認したいものです。
○ 昔の教科書には道路を歩行中に気をつけることとして次のようにかかれています。
・ 履物を引きずって歩かないこと
・ 歩道車道の区別をハッキリとすること
・ 路上を列を作って他の人の通行のじゃまと、ならないこと
・ 道を歩きながら大声で話をしないこと
・ 歩きなから、物を捨てたりしないこと
・ 歩いている他人をじっと見つめたりしないこと
・ 歩きながら、物を食べたり、飲んだりしないこと
 
身のまわりの始末
最近は大人の人にも脱いだ衣服を片付けられない人が多く見られるようになりました。靴も脱ぎっ放しであったり、物もそこいらじゅうに置きっ放しであるために通るために平気でまたぐことがよく見受けられます。次のことは基本的な日常生活の所作ですが、身の周りの整理ができるようにしたいものです。
〇道具が多くても、袋にぎゅうぎゅうに詰め込まないで、キチンと整理をする
○自分の物の見分けがつけられる
○手をキチンと洗う
○水道の蛇口をキチンと閉める
○紐を正しく結ぶ
○使い終わったものを片付ける
○物をまたがない